メディアで取り上げられる機会も多く、身近な存在である築地市場。今回は、11月に予定されていた築地移転の延期についてわかりやすくまとめてみたいと思います。

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一体なぜ移転になったのか?

建物の老朽化による安全性への不安、そしてスペースにゆとりがなくなったことです。建物の老朽化は激しく過去には一部が落下するなどしたほか、日中は30度を超える環境の中に鮮度が重要な商品を置かなければならない等、商品の置き場所に困っている状況でした。市場の外に置けば品質への影響が懸念され、駐車と荷さばきの場所が混然一体としてしまえば、作業の効率が悪くなるという状況でした。

そこで、場所は変えずに、整備をするための工事が行われたのですが、想定よりも長期化し、費用も莫大な金額になってしまいました。他にも、市場の営業そのものにも影響が出てしまう等の理由から、工事は中止されて現在に至っています。

また、来る2010年の東京オリンピックにおいて、選手村と会場を結ぶ環状2号線の建設計画があり、その計画一部として現在の築地市場を通る事になっていました。

 

どうして移転が延期になったのか。

かねてから「移転反対」の声は、仲卸業者から上がっていました。また、移転先の土壌が汚染されていた為、土を入れ替えるという事も行なっていた為、安全性にも懸念がもたれていました。8月より都知事に就任した小池百合子氏は、こうした状況をふまえ、「都民の疑問に答える必要性」を提言し、プロジェクトチームを結成して再検討することを表明したのです。

 

移転が延期になった理由は何なのか。

「費用が予定よりも莫大にかかること」と「安全性の問題」です。2001年、移転先とした東京ガス工場跡地から、汚染物質が検出されました。それから土壌汚染対策を進め、検査を行ってきましたが、その最終調査結果が出るのは1月中旬でした。移転した市場が開場された後に結果が出ることを、小池氏は懸念したのです。

 

そして移転を反対している理由は何なのか。

反対する大きな理由は、「移転先や建物が不便である」ということです。「床が水槽の重さに耐えきれない」、「店と店の間が区切られ、狭く動き辛い」、「道路の渋滞が避けられず配送が大変になる」、といったことが予測されており、市場に携わる業者たちの多くが移転に反対しています。

 

逆に移転に賛成している理由は何なのか。

やはり「作業環境の改善が大きい」ということでしょう。現在の築地市場には空調がなく、日中は30℃を超える暑さともなり、鮮度が重要である海鮮物に影響が出かねません。また、手狭なスペースで、暑さに耐えて作業しなければならないというのもあります。鳥やネズミの被害も多く、移転すればこうした問題が一度に解決できるため、一部の業者では「早く移転したい」という声も聞かれるなど、移転に賛成の業者も多い状況です。

 

今後の進捗と、より良い形で再整備が進むよう、小池氏の采配に期待したいと思います。

 

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