【育児の実体験より】

私は現在四人の子供がいる29歳です。今回は一番下の子の滲出性中耳炎についてお話したいと思います。

中耳炎と聞くと「耳の痛み」「熱が出る」等がよく聞く症状ですが、「滲出性中耳炎」はその逆で耳の痛みも熱も軽度な為、発見が遅れたりすることがあるそうです。

息子が滲出性中耳炎が原因で一番始めに熱が出たときは生後6ヶ月の時でした。
症状は「透明と黄緑っぽい色の鼻水」「少しの咳」「熱は37、8℃」そして「痛がるわけではないが頻繁に耳を触る」でした。
かかりつけの小児科を受診すると「軽い中耳炎になってるね」と先生が仰られ、薬で治すことに。

薬をもらい、熱も下がり、鼻水も落ち着いて、耳を頻繁に触ることもなくなっていきました。

しかしその時に、滲出性中耳炎のスイッチが入ったとは知るはずもなく、中耳炎だとばかり思っていました。
あの日から多いときには一ヶ月になる3~4回、少ないときでも月に一度は必ず中耳炎といわれていました。
一度中耳炎になると繰り返すと先輩ママにも聞いていたし、次女もこれほど頻繁では無かったけれど半年に一度の割合で中耳炎になっていなため、息子は「よく中耳炎になるな~」としか思っていませんでした。

しかし生後6ヶ月~1歳になるまでそれが続いた為、小児科の先生に耳鼻科受診を進められました。そして1歳1ヶ月の時始めて耳鼻科を受診しました。

耳や鼻、喉などを一通り見て頂き、先生から「お母さん、この子は口蓋垂(のどちんこ)に少し問題があって、それからの経緯で鼻と耳を繋いでいる管が短くて弱い状態です。それによって中耳炎ではなく滲出性中耳炎になっています。常に鼓膜の奥に滲出液が溜まっている状態です。なので頻繁に繰り返しますよ。」と聞かされました。

口蓋垂?滲出性?

ほとんど聞いたことのない名前で、私はさっぱり状況が分からずにいると、「今までの経緯は間違えていないし、飲んだ薬も大丈夫。しかし少しだけ病気が違っているので息子さんが辛くないように治療して行きましょう」と再び先生が詳しく教えてくださいました。

ようやく理解し、薬をもらい様子を見ていく事になりました。薬を飲んでいるうちに、月に何回も繰り返していた中耳炎の症状は無くなり月に一度程度になりました。

継続して耳鼻科を受診して1年が経とうとする時の頃、子どもは2歳なる少し前、主人と一緒に受診に行った際の事です。

先生から「このままでもいいですが、滲出性中耳炎はこれから先「難聴」になったり、「言葉がうまく出にくくなったりすることもある」から、お父さんとお母さんさえ良ければ、鼓膜を切開してそこにチューブを入れ滲出液が溜まらないようにしてあげる方法もあります。そうすれば、熱も出ないし本人も楽だと思うので検討してみてください」と助言を頂きました。

その夜主人と話しましたが「チューブなんで聞いたことないしそれできこえなくなったら危ないからやめよう。そして病院かえよう」と息子を心配した主人が一方的に決め、次の日仕事を休み、息子の鼻水が多いからと自分がかかりつけの耳鼻科に息子を連れて行く事になり私もついて行きました。

新しい耳鼻科では、診察後「酷くならないうちに鼓膜切開して、中の膿を出してあげましょう。熱も下がるし、痛みも治まりますよ」と診断を受け、了承し、泣き叫ぶ息子を押さえ付け両耳の鼓膜を切開しました。

その後、週に二回のペースでの切開が続き、疑問に思った私は主人と何度も話しました。

「切開はこんなに頻繁にするものなの」「今までしたこと無かったのに、切開のしすぎで耳が聞こえなくなったらどうするの」と、、、
しかし主人は「大丈夫だろう。先生は分かってしているんだから」と返事するだけ。

私は我慢ができず、後ろめたさもありましたが、主人に黙ってチューブの話をして下さった耳鼻科へ再び息子を連れていきました。

今までの事をお話したら、「お母さんわかりました。息子さんよく頑張りました。鼓膜の回復を待ってすぐにチューブをしましよう」と言って頂き、一週間後チューブの処置をして頂きました。

それから毎月定期検診には受診するものの、耳からの熱は一度も出る事も無く、耳を触ることも無くなりました。

主人にはしばらく話せずにいましたが、「半年以上熱が出ないから良くなってよかった」と主人が話して来たときにチューブの事を打ち明けました。

「お互いの意見をしっかり話し合っていれば良かったね」と主人が申し訳なさそうにしていましたが、息子は元気いっぱいで、耳の聞こえも問題無く会話も順調だったのが幸いでした。

「チューブをしていても水は大丈夫」との事で、今年の夏は沢山プールに連れて行き、はしゃいでいました。

何が正解なのかは分かりませんが、今回の私が取った行動は結果間違っていなかったものの、間違いがあれば家族の間に大きな溝が生まれてしまっていたかもしれません。

父親と母親が、お互いに納得いくまで話す必要があるなと感じました。

「滲出性中耳炎」は後になって気づくこともあるため、中耳炎の症状が余りにも頻繁に繰り返し、「おかしい」と気になる場合は、早めに耳鼻科を受診されることをオススメします。

難聴などを防ぐことができるのであれば、それに越したことはありません。後で「良かったね」と言える状況作りも一つの目安として考えていけたらと思います。

執筆 ゆころえゆ

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