少し前に行なわれた東京都知事選では、世論の予想通りに小池氏が女性初の都知事となったのは記憶に新しいと思います。

当選後も冷遇された小池氏

小池氏は自民党公認の立候補者としての推薦を貰えず、仕方なく無所属として立候補したのはご存じだと思いますが、今までの都政において、都民中心ではなく「都議会中心」や「役所を優先」といった姿勢に対しての市民の怒りが、小池氏の「初めての女性の都知事」として実現化されました。

最近になって小池氏は「築地の移転計画」や「異常に膨らむ五輪予算問題の見直し」などに着手し始め、この事について都議会の自民党側からの反発が予想される中、その対立が表面化してきています。

小池氏が都知事選で勝利を収めた後、初登庁した際に迎えた議員は、3人のみでした。そのことで、都議会と都知事の関係が険悪である事が感じられました。

現在の所、小池氏は過去の都知事が残した大きな問題点に対処している状態で、先月には、11月に予定されていた築地市場の移転についても延期を決断をしました。

また、公約としても掲げていた「東京オリンピックの膨れ上がる予算について真相解明について」は調査チームを発足させ、都議会議員の公共事業による利権を厳しく追及を行い、都議会のガン細胞を排除する姿勢を示しました。

自民党の公認推薦を貰えなかった小池氏、その真実とは?

都知事選挙の際に、小池氏は自民党の候補として立候補を決意しましたが、推薦を受けられなかった理由が実はありました。表面上は、「都連側の推薦枠が他の候補者に決まっていた」ことが理由でしたが、本当の理由は「都議会側が小池氏の推薦を拒絶した」ことが大きな原因の様です。

このニュースをキッカケに、「都議会の影の指導者」である内田氏の存在が、世間に初めて知らされる事となりました。

この内田氏とは、都連の幹事長を長年にわたって勤めた経験を持ち、東京都の一般会計や特別会計を予算配分考える役割を担っていて、利害関係などを調整する役割もあった為、東京都政に対しての大きな権力を持っていました。

事実、自民党の都連の代表である石原氏が自ら東京都の実権を握っているのが内田氏であると表明しており、様々な案件を都庁に通す時は、知事よりも内田氏の確認を得る事が重要であると言われています。

 小池氏の今後の取り組みと変化の見込みは?

小池氏は、「都民ファースト」という考えを元に改革を始めました。

東京都民を第一に考え、東京都議会や都連の黒い癒着について決別する事を決心し、「豊洲へ築地市場の移転における有害物質の疑い」や「東京五輪の予算についての見直し」に今メスを入れています。

東京五輪は、当初「コンパクトなオリンピック」を目指していましたが、「理由が分からないまま異常に増加していく開催経費」について、都民はかなりの不満を感じ、都政に対しての不信感を感じていました。

そのような五輪への予算を見直すことで、自らの利権を揺るがれた内田氏は、懐柔する都議会を知事に反発させ対立の姿勢を強めています。

現在の都議会の体制を変えない限り、都民の思いは政治からかけ離れていき、やがては元舛添都知事や元猪瀬都知事の様に、今までと同じパターンとなってしまうのではないでしょうか。

小池氏は、出馬表明の中で「冒頭解散」という公約を表明しており、現在の都議会議員を解散させるために、色々と策を錬っている様です。

今後、小池氏がどの様な行動に出るのか、気になるところです。

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